令和5年9月6日
株式会社エフエムしながわ

株式会社エフエムしながわ 第18回 放送番組審議会議事録

□ 開催日時

令和5年9月6日(水)午前11:00~

□ 出席者

<審議委員>

石井 敬一郎、市川 美知、海沼 実、金井 良子、久保田 久仁子、小谷野 敬子、綱島 竜太、野呂 一仁、細川 珠生

<エフエム品川>

橋本 夏代、高橋 敏志

<オブザーバー>

品川区広報広聴課:辻 亜紀、山田 亜希
イッツ・コミュニケーションズ(株):中村 邦彦、斉藤 統子

<事務局>

宮津 隆一、信田 沙織、名鏡 愛

(敬称略・順不同)

1.審議事項

(1) 第17回放送番組審議会議事録の確認

事務局作成議事録に対し、一同異議なく承認した。

(2) 報告事項

放送に関わるご報告や番組内容に関するご報告をした。

<委員の意見>

【ご意見】
インターネット放送へのアクセス数の減少について原因などは、分析していれば知りたい。

事務局
特定の時間や曜日という要因がなく全体的に減少となり、現状特定できていない。
昨年の同時期は高い数値であり、季節的要因でもないと考えており、引き続き推移をみて分析をしていく。

【ご意見】
インターネット放送へのアクセス数の減少については、夏休みの影響ではないか。
ここ数年はコロナ禍で自粛生活だったのに対し、この夏は国内外への旅行も増え、聴取する機会が減ったのではと思う。

【事務局】
それも一因かと考える。いただいたご意見を参考に引き続き数値をみていきたい。

【ご意見】
報告事項のなかの問合せ件数はメールか、「売り込み・その他」17 件の内容が知りたい 。

【事務局】
公式HP内のメッセージフォームを経由したメールである。パーソナリティとして出演希望や楽曲の宣伝希望などが含まれる。

【ご意見】
資料内の問合せ件数に含まれていない電話での問合せには 、ご意見などは寄せられていないか。

【事務局】
取引先やゲストなどからの連絡と出演希望などの売り込みが主であり、リスナーからのご意見はメッセージフォームが主となる。

【ご意見】
若者は参加型の番組を好むと聞いたことがある。X(Twitter)などのSNSを活用し、若者がFMに求めていることを吸い上げてみてはどうか。

【事務局】
親子夏休み体験教室を実施した。今後も様々な施策を検討していきたい。

【ご意見】
小中学生というより、女子高生や女子大生などもターゲットにした番組があるといいと思う。

【事務局】
いただいたご意見を参考に検討していきたい。

【ご意見】
音楽番組が長いという印象。音楽をFMで聴きたいというニーズがどれほどあるのかなど、音楽に偏重せずにニーズを見極めてラインナップなどを見直してはどうか。
ラジオは、決まった曜日や時間帯で、同じ放送 を している安心感があると思う。
音楽なども世代分けよりも、ジャンル分け で 効果があるのではと考えるので検討して欲しい。

【事務局】
選曲やジャンルなど改善の余地があると認識しており、ご意見を参考に検討していく。

【ご意見】
音楽の合間に品川情報を5分入れるなど工夫すると、アクセス数が増えるのではないか。

【事務局】
いただいたご意見を参考に検討していく。

【ご意見】
CLUBしながわ内のFMページだけQRコードが下位置にあるのが気になる。リンク先もFMしながわのホームページではなく、インターネットラジオのページに直接リンクされている。

【事務局】
掲載方法を含めて、見やすいように工夫していく。

【ご意見】
トラブルがないのが当たり前ではなく、放送事故などないことを評価したい。

【事務局】
引き続き、放送事故防止に取り組んでいく。

(3) 番組審議

今回は下記の番組を聴取し、審議した。

審議番組
FMしながわ開局4周年記念『サンクス4 ~全員集合つながるDay~』特別版(令和5年6月放送)

<番組概要>

2023年6月1日で開局4周年を迎えた。
開局4周年を記念し、「これまでのリスナーとのつながり」に改めて「感謝」を、「放送番組同士のつながり」で伝える スペシャルプログラムを放送。
今回の開局記念特別企画では、FMしながわを代表する番組が大集合し、それぞれの番組がつながった。

<委員のご意見・感想>

80分は長いなというのが正直な感想。普段、車を運転するときにもFMは、おしゃべりが多く気が散るので、ラジオの聴取習慣がないが、多くのリスナーも部屋で流しっぱなしにして、その時々のトピックを確認するような感じだと思う。
これだけ長時間、生放送を続けることはすごいと感じたし、大崎フリークも面白いと感じた。

開局4周年ということで番組を網羅した形。情報も含めて幅広い世代を意識して工夫されていると感じた。普段、聴取していない番組も、コラボレーションがあったことがきっかけで、新たな聴取習慣につながったのでは ないか 。周年番組だからこその企画で面白い内容だと楽しく聴くことができた。

80分は長く、「ながら聴き」をした。普段、番組ではゲストに質問する立場である原さん・安田さんが、逆にゲストとしてインタビューを受けているという面白さがあり、前半部分は楽しく聴くことができた。番組内では、楽曲の時間が短く、トークが長い印象だった。フルコーラスかける必要はないが、もう少し曲の時間を長めにすると聴きやすくなると感じた。
番組でパーソナリティをしている方同士でトークを展開するという内容だったが、一方で、4周年記念番組を通して初めてFMしながわ聴いてみようという人にとっては、きっかけとしてどうかかと感じた。好きなアーティストが出演する出演するから聴いてみようというような部分がなく、新規リスナーの獲得という観点では弱かったと思う。

TV・FMを通して出演者の言葉遣いが気になる。「曲をお届けしようと思います」「お話を伺っていこうと思います」などの「~と思います」は不要であり、「曲をお届けします」「お話を伺います」と日本語としての表現も気をつけた方がよい。

80分長かったので、分割できるのであれば40分ずつに分けると、しっかり審議番組を聴くことができたと思う。内容としては面白かったが、トークが多いと感じた。

番組の途中で、テレビ番組のBGMで使用されている楽曲を使用されていたが、その演出が適切かも含めてBGMに関しては考えて使用した方がよい。

番組の最後にスポンサー名が読み上げられたが、長々とした印象になってしまうので、分割して読むなど効果的になるように工夫してはどうか。

個人的な好みの部分ではあるが、ラジオのパーソナリティやゲストが、とりとめのない話を熱く語るという場面が好きなので、番組尺自体は長いものの、あっという間に感じた。
原さんや安田さんの突飛な話の数々に心を打たれてしまうし、曲を挟まずにずっと聴いていたいくらいであった。普段聴く機会がない時間帯の番組を聴くことができ、新たな接点となってよい企画であった。

大変興味深く聴くことができた。長時間生放送をやるのは大変だと思うが、非常に積極的な企画であったと思う。生放送でパーソナリティが入れ替わっていくのは比較ができる。ラジオの聴取習慣といえば、曜日を固定することが多いなか、パーソナリティが交差して、新たな発見・ 比較できる機会となった。周年番組を企画していくのは大変だと思うが今後も期待している。

80分のなかで、テーマである「感謝」という部分が薄く、番組の構成上、テーマを通すのがわかりにくかったかという印象である。
11時台の原さん・安田さんのニッチでマニアックな趣味のトークに心を奪われ視覚がない分、もっと説明を聞きたいと感じた。趣味を貫く人に興味がわいたし、今後担当の番組を聴いてい ても更に興味深く聴くことができると感じた。相互の番組への出演というのは、今後も継続するべきで、新たなリスナー開拓につながり、パーソナリティにとってもスキルアップになると思うので企画して欲しい。

80分じっくり聴き、マニアックな内容ではあったが、非常に熱く語られ、興味喚起された。奥深い世界だと感じた。大崎の番組についても、よいPRになっており、また聴きたいと感じた。全体的にいい番組であった。

2.備考

次回開催は令和5年12月6日の予定で調整とする。